TUNING

肩こり・腰痛を解消するためのメディア

「腰痛の原因」を徹底解説

f:id:sousuke1202:20171016151559j:plain

僕は高校時代から腰痛に悩み続けてきて、腰痛を解消するために実用書を読み漁り、整体や接骨院に通い、ストレッチやヨガ、トレーニングを実践してきた。

またボディセラピストとしても腰痛に悩む人々の体に触れ、生活習慣や体の状態を客観的に観察して、腰痛になる人の特徴を集めてきた。

今回は、そんな僕の経験や知識をもとに、腰痛を解消する上で知っておきたい「腰痛の原因」をわかりやすく解説していく。

(説明が下手で10,000文字以上の長文になってしまったが、どうか気長に読んでくれると嬉しいです。)

腰痛の3つの種類

「腰痛の原因」を解説する前に、「腰痛の種類」をざっくりと解説していく。

腰痛には「筋肉系」・「骨格系」・「内臓系」の3種類がある。

一つずつ分かりやすく解説していこう。

①筋肉系の腰痛

筋肉系の腰痛とは「筋・筋膜性腰痛」と言われるもので、腰や腰付近の筋肉の硬直などにより腰痛を感じる

僕の個人的な感覚として、全体の7割は”筋肉系の腰痛”に分類される。

f:id:sousuke1202:20171015144707j:plain

②骨格系の腰痛

「椎間板症」・「腰椎椎間板ヘルニア」・「脊柱管狭窄症」など、腰椎や椎間板に異常をきたして感じる腰痛

「私の腰痛は”筋肉系”か”骨格系”かどちらだろう?」と迷うことはない。

”骨格系の腰痛”は”筋肉系の腰痛”よりも痛みが強く、普通に生活をするのも困難なレベルなので、病院に行かずにはいられない
そして、病院に行ってレントゲンやMRIをとれば見つけられるだろう。

(稀にヘルニアや脊柱管狭窄症でも腰痛を感じずに普通に生活をしている人もいるけど)

僕の個人的な感覚として、全体の2割は”骨格系の腰痛”に分類される。

f:id:sousuke1202:20171015165341j:plain

ちなみに”骨格系の腰痛”は”筋肉系の腰痛”を長期間放っておいた場合になることが多い。

そのため骨格に異常があるだけでなく、筋肉も硬直している。

逆に言うと、”骨格系の腰痛”でも筋肉にアプローチすることで、痛みを軽減することができる

③内臓系の腰痛

内臓系の腰痛とは、”内臓の痛み”を”筋肉の痛み”として感じる腰痛だ。
これを「内臓体性反射」と呼ぶ。

例えば、”胃の痛み”を”背中の痛み”として感じたり、”腎臓の痛み”を”腰の痛み”として感じたり。

僕の個人的な感覚として、全体の1割は”内臓系の腰痛”に分類される。

f:id:sousuke1202:20171015165359j:plain

すべての人が”内臓の痛み”を”筋肉の痛み”として感じるわけではないので、この辺の判断はなかなか難しい。

ちなみに、”内臓体性反射”→”筋肉の痛み”→”筋肉の硬直”という流れもあるので、内臓系の腰痛でも結局筋肉は硬直している。

つまり骨格系の腰痛同様、内臓系の腰痛も筋肉にアプローチすることで痛みを軽減できる

腰痛は筋肉にアプローチすれば解消する

さて、とりあえず腰痛を3種類に分けて色々と解説してきたが、一言でまとめると、
腰痛を解消したければ、とりあえず筋肉にアプローチすればいい」ということ。

あなたの腰痛が”筋肉系”だとしたら、筋肉へのアプローチで腰痛は綺麗さっぱり解消するし、”骨格系”・”内臓系”だとしても、腰の痛みは軽減される。

(筋肉にアプローチしても痛みが全く軽減されない場合は、病院へ行こう)

f:id:sousuke1202:20171015150027j:plain
(▲腰の関連筋にアプローチすれば腰痛は解消する)

そして、ここからが本題。

”筋肉系の腰痛”の原因はなんなのか?

わかりやすく3つのステージに分けてみた。

  • 【ステージ1】腰痛の直接的な原因
  • 【ステージ2】腰痛の間接的な原因
  • 【ステージ3】腰痛になる環境と習慣

【ステージ1】では、「腰痛を感じる時、筋肉に何が起こっているのか?」を知ってもらう。

ここを知っておくと、腰痛を解消する時により具体的なアプローチが取れるようになるからだ。

【ステージ2・3】では、「腰痛が起こる具体的な原因」を分かりやすく解説していく。

【ステージ1】腰痛の直接的な3つの原因

「筋肉系の腰痛(筋・筋膜性腰痛)は、腰や腰と関連する筋肉の”硬直など”により起こる」と先ほど解説した。

具体的に、筋肉がどうなると”腰痛”を感じるのだろうか?

腰痛の直接的な原因は、
筋肉の硬直
筋肉の不活性
筋肉の弱化
この3つに分けられる。

①筋肉の硬直とは?

腰や腰に関連する筋肉が”硬直”すると、腰痛を感じる

健康的な筋肉には”血液”が循環しており、適度な柔らかさと弾力がある。

”血液”は筋肉の活動に必要な”酸素”や”栄養”を運び、また、筋肉の活動により発生した”疲労物質”や”老廃物”を外に運び出している。

だが、”様々な原因”により血流が悪くなると、疲労物質や老廃物が筋肉内に溜り、筋肉は硬直する
同時に神経を刺激して”腰痛”を感じるようになる。

(※”様々な原因”はステージ2で解説する)

f:id:sousuke1202:20171015150416j:plain
(▲筋肉の硬直&血行不良=腰痛)

僕の個人的な感覚として、全体の7割は「硬直型腰痛」だ。

つまり、硬直した筋肉をマッサージやストレッチで緩めることで、7割の腰痛は解消する

②筋肉の不活性とは?

筋肉の不活性」とは、”筋肉の神経伝達が鈍くなっている状態”だ。

”痛み”とはそもそも神経を介して感じるもの。

「腰の筋肉自体」に問題がなくても、「腰の神経伝達」が鈍くなる(不活性化する)と、痛みや重だるさを感じるようになる

筋肉が不活性化する理由は、「筋肉を動かさないから」だ。

長期間乗らない自転車が錆びていくように、筋肉を動かさない期間が長いと、神経伝達が鈍くなり、筋肉は不活性化する

逆に、筋肉を動かし、神経伝達がスムーズになれば、筋肉は活性化する。

f:id:sousuke1202:20171015150528j:plain
(▲筋肉を動かさない→筋肉の不活性(神経伝達が鈍い)=腰痛)

僕の個人的な感覚として、全体の3割は「不活性型腰痛」なので、筋肉を動かせば3割の腰痛は解消する

③筋肉の弱化とは?

筋肉にはゴムのように”縮む性質”があり、筋肉が縮むことで体を動かしたり、姿勢を保つことができる

この”筋肉の縮む力”を「筋力」といい、
”筋力が弱くなること”を「筋肉(筋力)の弱化」という。

少しややこしいのだが、「筋肉の弱化」は腰痛の原因ではない

ただ筋肉が弱化すると、体を動かしづらくなり「筋肉の不活性状態」を招いたり、姿勢が悪くなって「筋肉の硬直」を招くことになるので、腰痛の直接的な原因の一つとしてあげておく。

筋肉が弱化する理由は、筋肉の”硬直”や”不活性”だ。

筋肉は使えば使うほど”強化”されていくが、筋肉が「硬直・不活性化」していると、筋肉を使いづらくなり、”弱化”していく

つまり、「筋肉が硬直・不活性化」していると「筋肉が弱化」し、「筋肉が弱化」していると「筋肉が硬直・不活性化」しやすくなる。

f:id:sousuke1202:20171015150640j:plain
(▲筋肉の弱化⇔筋肉の硬直・不活性=腰痛)

マッサージやストレッチで筋肉を緩めても、筋肉を動かしても、またすぐに腰痛になってしまう人は「筋肉が弱化」している可能性があるので、
腰痛を根本的に解決したい人は、筋肉を鍛えて強化する必要がある

【ステージ2】腰痛の間接的な5つの原因

「”腰痛の原因”は筋肉の硬直・不活性・弱化です」といっても、あまりピンとこないと思う。

もう少し具体的な話をすると、「筋肉が硬直・不活性・弱化する原因」、つまり腰痛の原因の原因は以下の5つだ。

  1. 運動不足
  2. 筋肉の使いすぎ
  3. 悪い姿勢
  4. 過度のストレス
  5. 内臓疲労

一つずつ分かりやすく解説していこう。

①運動不足

”筋肉を動かす”=運動をすることが少ないと、血行不良となり、筋肉が”硬直”する

さらに長期間、運動不足だと筋肉は不活性化し、さらに時間が経てば弱化する。

イメージ的には、長期間放置していた輪ゴムがカピカピに硬くなる感じだ。

”運動”というと「ランニング」や「水泳」などを想像しがちだが、
「通勤で歩く」、「掃除をする」といったことも、”筋肉を動かしている”ので(意識次第で)運動となる。

ただ、日常生活で「腰の筋肉」を動かす機会はどれだけあるだろうか?

例えば、以下の動きで腰の筋肉は動く。

  • 体幹の前屈(上体を前に倒す)
  • 体幹の後屈(上体を後ろに反らす)
  • 体幹の側屈(上体を横に倒す)
  • 体幹の回旋(上体をねじる)
  • 股関節の屈曲(股関節を曲げる)
  • 股関節の伸展(股関節を伸ばす)

だが、現代社会で普通に生活していると、
「歩いている時に多少股関節を曲げ伸ばしする」、「前屈っぽい動きをたまにする」くらいで、腰の筋肉を大きく動かす機会はほとんどない。

そんなわけで腰の筋肉が運動不足になり、硬直・不活性・弱化し、腰痛になる。

f:id:sousuke1202:20171015150848j:plain
(▲筋肉を動かさない→筋肉の硬直=腰痛)

②筋肉の使いすぎ

なぜ筋肉は使いすぎると硬直するのか?

まず、筋肉を使うと”老廃物”や”疲労物質”が発生する。

筋肉を普通に使うくらいなら、これらの不要物質は血流に運ばれおしまいだが、
筋肉を使いすぎると、血流で運びきれない不要物質が筋肉内に溜り、筋肉が硬直してしまうのだ。

「あれ、でもさっき”運動不足”って言ってなかったっけ?”運動不足”でも”筋肉を使いすぎること”ってあるの?」と疑問に思う方もいるかもしれない。

ここで注意したいのは、「筋肉を動かすこと(運動)」と「筋肉を使うこと」は別のことを表している点だ。

筋肉を動かさなくても、筋肉を使っている場面はたくさんある。

例えば、「姿勢を保つとき」。

立っている時や座っている時など、寝ている時以外は、「腰の筋肉」を含めた”抗重力筋”が働き、姿勢を保っている。

人間が生活する上で「姿勢を保つこと」は当然なので、「腰の筋肉」を使うこと自体はとくに腰痛になる理由にはならない。

だが、現代人は「同じ姿勢でいる時間」があまりにも長く、同じ姿勢を保つために「腰の筋肉」を使いすぎている

その上「運動不足」で血流が悪くなっているため、筋肉を使うことで筋肉内に発生した疲労物質や老廃物がたまりまくり、筋肉が硬直→不活性化→弱化してしまうのだ。

f:id:sousuke1202:20171015163814j:plain
(▲長時間の同じ姿勢→筋肉の硬直=腰痛)

③悪い姿勢

腰が丸まった「猫背」や腰が反った「反り腰」などの”悪い姿勢”で腰痛になる

なぜなら、姿勢が悪いと筋肉を使いすぎるから。
さっきと同じ理由だ。

そもそも”良い姿勢”とは、「背骨が緩やかなS字カーブを描いている姿勢」だ。

この「S字カーブ」が上半身の重みを分散して、腰の負担を軽減させている。

f:id:sousuke1202:20171016112905j:plain
(▲背骨のS字カーブが腰痛を防ぐ鍵)

だが「猫背」になると、背骨が後弯して上半身が前に傾くため、上半身の重みが分散されずに「腰の筋肉」にもろにかかってくる。

f:id:sousuke1202:20171016113125j:plain
(▲猫背→筋肉の硬直&腰椎の圧迫=腰痛)

また「反り腰」は腰の後ろの筋肉(と腰椎)を”ギューっと潰す姿勢”なので、これもまた腰に大きな負担がかかる

f:id:sousuke1202:20171016113243j:plain
(▲反り腰→筋肉の硬直&腰椎の圧迫=腰痛)

ここまでを整理すると、
運動不足+筋肉の使いすぎ+悪い姿勢=「長時間の悪い姿勢」が最も腰痛になりやすい、ということだ。

あなたの姿勢や日常生活はどうだろうか?

さて、ここからは「腰痛を増長させる2つの原因」を紹介する。

④過度のストレス

過度のストレスが腰痛を引き起こす理由はざっくり分けて3つだ。

  • 血行不良(酸素不足)
    人間はストレスを抱えると自律神経の働きにより血管が収縮し、血流が悪化する。
    また、呼吸が浅くなり、酸素摂取量が減る。

    血行不良(酸素不足)により筋肉に必要な酸素や栄養素が届かなくなる(老廃物や疲労物質がたまる)と筋肉は硬直し、腰痛を引き起こす。

  • 悪い姿勢
    「呼吸を補助する筋肉」と「姿勢を保持する筋肉」は連動している。

    そのため、ストレスで呼吸が浅くなれば、連動する姿勢筋が不活性化し、その結果、姿勢が悪くなる。

  • 痛みの拡大
    ストレスで痛みを強く感じるようになる。

    これは脳の「疼痛感覚野」という痛みを認知する部分が、ストレスにより過敏になるためだ。

    例えば、腰の筋肉が硬直し「3」の痛みが発生している場合。
    ストレスがあると痛みが「3」→「8」へと強くなってしまう。

f:id:sousuke1202:20171015151317j:plain
(▲ストレスで腰痛になる)

仕事、家庭、人間関係。
パソコンの見過ぎ、睡眠不足、運動不足。
周りの人間や自分への不満、将来への不安。

あなたは日々、どれだけの”ストレス”を感じているだろうか?

⑤内臓疲労

内臓が疲れてる(機能低下している)と腰痛になりやすい。

例えば、
「腎臓の疲労(機能低下)」により体内に老廃物がたまる。
「肝臓の疲労(機能低下)」により栄養素が代謝されない。
「脾臓の疲労(機能低下)」により血液の質が悪くなる。

こういった影響により筋肉が硬直し、腰痛を引き起こすのだ。

では「内臓が疲労する原因」にはどんなものがあるだろう?
パッと思いつくものだと以下のものが考えられる。

  • 食生活の乱れ
  • 睡眠不足
  • 運動不足
  • 過度のストレス
  • 悪い姿勢

ざっくり言うと、「生活習慣の乱れ」→「内臓疲労」→「筋肉の硬直」→「腰痛」といった流れだ。

f:id:sousuke1202:20171015162601j:plain
(▲自覚しにくいが、ストレス同様、内臓疲労も腰痛の原因の一つ)

「内臓系の腰痛」と「内臓疲労による腰痛」の違い

「ん?”内臓系の腰痛”と”内臓疲労による腰痛”の違いって何?」と疑問に思った方に、ちょっとした蛇足解説をする。

「内臓系の腰痛」は内臓体制反射により「内臓の痛み=腰の痛み」と感じているが、
「内臓疲労による腰痛」は「内臓疲労→筋肉の硬直→腰の痛み」と感じる。

まぁ、あまり大差はないが、
「内臓疲労による腰痛」は硬直した筋肉を緩めることで腰痛を解消できるのに対して、
「内臓系の腰痛」は内臓の痛みが無くならない限りは腰痛は解消しない

(でも内臓と腰痛の関連筋は相互に影響し合っているので、筋肉へのアプローチで内臓機能も活性化する。よし、筋肉にアプローチをしよう!)

【ステージ3】腰痛になる環境・習慣

ここからはさらに、腰痛になる環境や習慣を細かく解説していく。

かなり細かい話になるが、中には原因を知るだけで簡単に解決できるものもあるので、一通り目を通してほしい。

①腰痛になる8つの生活環境

あなたが普段利用する”生活用品”があなたの体に合っていないと腰痛になる。

以下に箇条書きで例を挙げていく。

⑴体に合わない椅子とテーブル(デスク)

あなたが普段利用する”テーブル”や”デスク”、”椅子”はあなたの体に合っているだろうか?

「”猫背(前かがみ)”は腰に負担がかかる」と先ほども解説したが、
あなたの体に対して「椅子が高すぎる」、または「テーブル(デスク)が低すぎる」と自然と”猫背(前かがみ)”になってしまうため、腰に負担がかかりやすい。

f:id:sousuke1202:20171015152918j:plain
(▲体に合わない食卓やデスク→猫背→腰痛)

⑵ノートパソコンの利用

「ノートパソコン」という代物は、”体に合わない作り”になっている。
なぜなら”画面が低い”から。

デスクトップと違い、ノートパソコンはキーボードのすぐ上に画面が付いているため、目線が低くなりやすく、それ故、”猫背(前かがみ)”になりやすい。

f:id:sousuke1202:20171015161728j:plain
(▲ノートパソコン→猫背→腰痛)

⑶低すぎるキッチンや洗面台

キッチンが低すぎれば、料理を作るたびに”顔を下に向ける”ことになるため、頭・上半身の重みが腰にかかり、腰を痛めやすくなる

洗面台が低すぎるのも同様で、”顔を洗う時”、”口をゆすぐ時”にいちいち深く前かがみになる必要があるため、腰に負担がかかりやすい。

とても些細なことだが、毎日の繰り返しで腰への負担が蓄積していき、腰痛になるのだ。

f:id:sousuke1202:20171015161631j:plain
(▲低すぎるキッチン・洗面台→前かがみ→腰の筋肉の使いすぎ→腰痛)

⑷ふかふかソファ

ふかふかのソファに座っている時、座っている間は楽チンだけど、いざ立ち上がる時になると腰が重だるく感じる時はないだろうか?

これは、ふかふかソファに座ると体幹周りの筋肉が完全にリラックスしてしまい、上半身の重みが腰椎にダイレクトにかかるからだ。

また、毎日のようにふかふかソファに長時間座っていると、体幹周りの筋肉が弱化してしまうので、慢性腰痛になりやすい。

f:id:sousuke1202:20171015162817j:plain
(▲ふかふかソファ→腰椎への負担→腰痛)

⑸体に合わない寝具

マットレス(布団)があなたの体型に合っていないと腰痛になる。

ありがちなのは、”マットレスが柔らかすぎて腰痛になるケース”。

マットレスが柔らかいと腰が沈み込んでしまい、腰周辺の血流が滞留してしまう。
また寝がえりも打ちづらいため、知らずのうちにずっと同じ姿勢で寝てしまう。

その結果、寝起きで「腰が重い(痛い)」と感じるようになる。

f:id:sousuke1202:20171015153240j:plain
(▲合わない寝具→寝返り不足(同じ姿勢)→腰痛)

⑹体に合わない車の座席

まず、座席に座った時に「腰と座席の間に隙間がある」と、上半身の重みが腰にかかりやすい。

また「シートを倒しすぎている」、「座席とアクセルの距離が遠い」と腰に体重がかかりやすく、その結果腰痛になる。

f:id:sousuke1202:20171015153302j:plain
(▲合わない座席→筋肉の使いすぎ→腰痛)

⑺合わない靴

筋肉(筋膜)はウエットスーツのように繋がっているため、”合わない靴”を履いて足の筋肉に負担がかかると、腰の筋肉も硬直してしまう

”合わない靴”とは、例えば、
「サイズが大きすぎる・小さすぎる」
「先が細い」
「ソールが薄い、硬い」
「無駄に重い」
「素材が硬くて足首やつま先を使いづらい」などなど。

また、”ハイヒール”のヒールが高すぎると、「足首・膝・股関節を使いづらくなる」&「骨盤が前傾しやすくなる」ため、腰痛の原因になる。

f:id:sousuke1202:20171015153322j:plain
(▲合わない靴→足の筋肉や関節の硬直&反り腰→腰痛)

⑻床生活

テレビを見るときやご飯を食べるとき、あなたは「椅子」に座るだろうか?
それとも「床」に座るだろうか?

床に座る生活をしていると腰痛になる。
なぜなら、「骨盤が傾くから」だ。

例えば「あぐら」は、骨盤が後傾しやすく、猫背になりやすい。

また、両足を横に流すようにして座る「女の子座り」は、片方のお尻に体重が乗り、骨盤が斜めに傾くため、片側の腰に体重がのしかかってしまう。

正座」は骨盤が綺麗に立ちやすく、腰への負担が比較的少ないが、
”ふくらはぎ〜太もも裏の筋肉”が硬直しやすいため、血行不良により腰の筋肉にも悪影響を及ぼしてしまう。

f:id:sousuke1202:20171021164026j:plain
(▲床に座る→骨盤が傾く→腰痛)

②腰痛になる3つの仕事環境

僕のセラピストとしての経験から、とくに腰痛になりやすい仕事とその理由についてざっくりと解説する。

下記の仕事に当てはまらない方も、自分の仕事に当てはまる腰痛ポイントがないか確認してみよう。

⑴デスクワーク

腰痛になりやすい仕事といえばデスクワークだ。

デスクワークといってもピンキリだが、「長時間同じ姿勢でパソコンに向かう仕事」ではほぼ腰痛になる。

なぜならデスクワークでは「肉体的ストレス」と「精神的ストレス」がかかるから。

「肉体的ストレス」というのは、”長時間の同じ姿勢(運動不足)”や”悪い姿勢”だ。

デスクワークは他の仕事に比べて、長時間同じ姿勢でいることが多い。

長時間、重い荷物を肩にかけていれば肩がこるように、
長時間、同じ姿勢でいれば上半身の重みが腰にのしかかるので、腰痛になる。

また、デスクワークは”キーボードを打つ”、”画面に視線を向ける”という特性上、どうしても猫背になりやすいので、腰への負担が避けられない。

f:id:sousuke1202:20171015161410j:plain

(▲長時間の悪い姿勢→筋肉の硬直=腰痛)

「精神的ストレス」というのは、人間関係や仕事内容云々の話ではなく、”電子機器の利用によるストレス”だ。

「ストレス」というと、”イライラした感情”を思い浮かべがちだが、
パソコンを始め、スマホやタブレットを長時間見つめていると、感情は無風状態でも、脳はしっかりとストレスを感じている

【ステージ2】腰痛の原因-④過度のストレスでも解説した通り、
人はストレスを受けると「血行不良」や「悪い姿勢」、「痛みの拡大」により腰痛を引き起こしやすくなる。

f:id:sousuke1202:20171015161441j:plain
(▲電子機器の利用によるストレス→筋肉の硬直=腰痛)

⑵保育士

「肉体的ストレス」ではデスクワークを上回るかもしれない、保育士さん。

小さい子供を抱っこするので、「自分の上半身+子供の体重」が腰にのしかかる

”何歳児の担当か?”にもよるので、歩きたい盛りの学年担当の保育士さんはまだいいかもしれない。

だが、小さい子供を相手にする場合、基本的に中腰になっていることが多く、
また床座りで骨盤が傾くので、物理的な腰への負担が多いのが保育士さんの特徴だ。

f:id:sousuke1202:20171015160302j:plain
(▲抱っこ・床座り→筋肉の使いすぎ→筋肉の硬直=腰痛)

⑶看護師

看護師さんも中腰や事務仕事により「肉体的なストレス」がかかるが、それよりも「精神的なストレス」の影響が強い印象だ。

1番は”夜勤”があること。

人は睡眠不足だったり、自然の摂理に反した生活をしていると心身を壊す。

職業柄しょうがないといえども、夜勤をした看護師さんの体を翌日ほぐす機会がよくあったのだが、「これは人としてキツイよなぁ」と思うほど、心身がガチガチに固まり、弱っていた。

あとは相変わらず女性が多い職場ということもあり、”人間関係のストレス”の影響により、筋肉が硬直している方も見受けられた。

f:id:sousuke1202:20171015155440j:plain
(▲睡眠不足・ストレス→筋肉の硬直=腰痛)

③腰痛になる2つの人的環境

生活環境=モノ、仕事環境=コト、ときたら、最後はヒト=腰痛になりやすい人的環境を挙げていく。

⑴赤ちゃん、小さい子供がいる

子育て中のママさんは、保育士さん以上の「肉体的ストレス」と、看護師さん以上の「精神的ストレス」を抱えていて、
腰のストレスはピークに達している

出産後、骨盤が緩んで歪みやすくなっている上に、子供が小さいうちは一日中抱っこをしていないといけない。

大きくなったら抱っこする時間は減るけど、その分めちゃくちゃ重い。
だけど可愛いから抱っこしてしまう。

また、授乳中はどうしても寝不足になるし、”食事をとる”、”トイレに行く”、”お風呂に入る”といった「普通の生活」をすることすらもままならないので、「精神的なストレス」も相当なものだろう。

子供への溢れる愛情を持って辛い時期を乗り越えるママさんは多いものの、出産後に慢性腰痛を抱える方も少なくない。

f:id:sousuke1202:20171015155533j:plain
(▲心身の疲労→筋肉の硬直=腰痛)

⑵身内に要介護者がいる

ご想像の通り、介護も腰にくる。

当然のことながら、高齢者も立派な大人なので、子供以上に重いし、トイレ介助・入浴介助をするとなると相当な負担が腰にのしかかってくる。

また、認知症による「夜間の徘徊」がある場合は、看護師さんやママさん同様、睡眠不足になるため、腰を含めた心身のダメージが大きい。

f:id:sousuke1202:20171015155951j:plain
(▲心身の疲労→筋肉の硬直=腰痛)

④腰痛になる4つの習慣

⑴中腰

”中腰”とは、膝をほぼ伸ばした状態で前かがみになること。

例えば、洗面台で顔を洗う時、小さい子供に話しかける時、靴紐を結ぶ時、重い荷物を床から持ち上げる時など。

腰痛持ちの人は、多くの場面で”中腰”になりがちだ。

だが本来、腰の真上にあるはずの”上半身”が中腰になることで前に傾くと、上半身の重みがもろに腰にかかり、腰の筋肉を傷めてしまう

f:id:sousuke1202:20171015160849j:plain
(▲筋肉の使いすぎ→筋肉の硬直=腰痛)

⑵足を組む

「床生活だと骨盤が傾いて腰痛になりやすい」という話は先ほどもしたが、
椅子に座っていても、”足を組む”と骨盤が傾くため腰痛になりやすい。

では、なぜ足を組んでしまうのか?

これは「骨盤を安定させるため」、また「足を楽に閉じるため」だ。

体幹周りの筋肉が少ないと骨盤が不安定になる。
体は不安定な状態を嫌うので、足を組んで骨盤を安定させようとする。

また、内ももの筋肉が弱っていると足を閉じるのがひどく疲れる。
そのため、内ももの筋肉が弱った女性は足を組むことで足を閉じようとしてしまうのだ。

f:id:sousuke1202:20171016233105j:plain
(▲筋肉の使いすぎ→筋肉の硬直=腰痛)

⑶過度のマッサージ

セラピストとして腰痛に悩むお客さんの腰を揉んでいるとき、たまに「異様に腰が硬い人」に出会うときがある。

個人的にデータ収集をしたところ、「異様に硬い腰ができる理由」は2つあった。

1つは「ぎっくり腰やヘルニアの経験者」。

これは【骨格系の腰痛】の項目でも解説した通り、(ぎっくり腰は不明だけど)骨格系に何らかの異常があると、筋肉を硬直させて骨格を守ろうとするので、腰の筋肉がガチガチになる。

2つ目は「過度のマッサージを受けている人」だ。

例えば、マッサージを週1で、または長期間受け続けている人。
家にマッサージ機があり、毎日のように利用している人。
我が子に腰を踏んでもらっている人。

こういった方々は、腰の筋肉への”強すぎる刺激”により、腰が「ヤバイ、固まらないと壊れる!」と思い、自ら硬直してしまう

適度なマッサージは筋肉を柔らかくするが、高頻度でマッサージを受けていると、マッサージの刺激に”神経”が慣れてしまうため、だんだんと”より強い刺激”を求めるようになってしまう。

つまり、”感覚的”には適度なマッサージだと思っていても、”肉体的”には過度のマッサージになっているのだ。

f:id:sousuke1202:20171015161239j:plain
(▲強すぎる刺激→筋肉の硬直=腰痛)

⑷過度の電子機器の利用

パソコンやスマホ、タブレットといった電子機器は、人間と切っても切り離せないほど日常生活に浸透している。

だが、電子機器を利用するとついつい長時間同じ姿勢になったり、姿勢が悪くなりやすい。

また呼吸が浅くなり、自律神経も乱れるので血行不良を起こしやすくなり、その結果、腰痛になる。

f:id:sousuke1202:20171015161302j:plain
(▲心身のストレス→筋肉の硬直=腰痛)

まとめ

腰痛の種類

  1. 筋肉系の腰痛
  2. 骨格系の腰痛
  3. 内臓系の腰痛

腰痛の直接的な原因

  1. 筋肉の硬直
  2. 筋肉の不活性
  3. 筋肉の弱化

腰痛の間接的な原因

  1. 運動不足
  2. 筋肉の使いすぎ
  3. 悪い姿勢
  4. 過度のストレス
  5. 内臓疲労

腰痛になる環境と習慣

  1. 生活環境
    ⑴体に合わない椅子とテーブル
    ⑵ノートパソコンの利用
    ⑶低すぎるキッチンや洗面台
    ⑷ふかふかソファ
    ⑸体に合わない寝具
    ⑹体に合わない車の座席
    ⑺合わない靴
    ⑻床生活

  2. 仕事環境
    ⑴デスクワーク
    ⑵看護師
    ⑶保育士

  3. 人的環境
    ⑴赤ちゃん、小さい子供がいる
    ⑵身内に要介護者がいる

  4. 習慣
    ⑴中腰
    ⑵足を組む
    ⑶過度のマッサージ
    ⑷過度の電子機器の利用

いかがだっただろうか?

「そんなの知ってるよ」という原因もあれば、
「それは知らなかったなぁ」という原因もあったのではないだろうか。

ただ、原因がたくさんあるからといって、難しく考えなくても大丈夫。
今回挙げた原因を一つずつ解決していかなくてもいい。

腰痛を解消するためにやることは2つ。

  1. 腰痛になりにくい環境と習慣へと整える
  2. TUNINGで筋肉を緩め、動かし、鍛える

たったこれだけで、あなたを長年悩ませてきた腰痛は解消する。

次回以降は腰痛の基礎知識を少しずつ学んだのち、「腰痛解消TUNING」の具体的な方法を解説していく。

あなたの腰痛が解消しますように。