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ララライフ!

心と体の健康を取り戻すためのブログ

「施術者」が「不調に悩む人」のためにできるたった2つのこと

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今回はマッサージ師、柔道整復師、鍼灸師、整体師、カイロプラクター、セラピストなど、”施術者”へ向けた記事だ。

施術者は健康に関する”あること”を勘違いしている人がいる。
またはあえて知らんぷりしているか、気付かないふりをしているのだと思う。

そのあることとは、「”手技療法”では本質的な健康は手に入らない」ということ。

理由は2つある。

①手技療法では”自分で体を良くしようとする力”を奪ってしまう
②本質的な健康のためには自分で体を動かす必要がある

今回は①の理由について詳しく説明していく。

現状の施術者のあり方に疑問を持っている人は必見だ。

⑴”体にもともと備わる自然治癒力”を奪ってしまう

”自分で体を良くしようとする力”とは、「⑴体にもともと備わる自然治癒力」と「⑵自分で体を良くしようとする”意思”」のことだ。

そして手技療法はこの2つの力を奪ってしまう可能性がある。
その理由を⑴から説明していく。

まず手技療法には”薬”のような側面がある。

薬を飲むことで劇的に症状が改善される。症状が抑えられることで自然治癒力が高まり、そのまま不調が解消されることもある。

だが、そうじゃない場合も多い。

薬を飲み続けることで自然治癒力が弱まり、”薬を飲まないと症状を抑えられない体”になってしまう場合もある、ということだ。

そして手技によって肩こりや腰痛などを改善しようとすることは、薬の例の後者に陥りやすい。

つまり骨格矯正やもみほぐしなどの手技療法を受け続けることで、体が自分で骨格を整える力、筋肉を緩める力を奪ってしまい、結果的に「手技に依存しないと健康を維持できなくなってしまう」ということだ。

⑵自分で良くしようとする”意思”を奪ってしまう

「不調を改善すること」は「子育てをすること」と良く似ている。
最初は手を貸すことも必要だが、最終的には自立できないといけない。

例えば「お風呂」。

子供が小さいうちは親が体を洗ってあげる必要がある。だが大きくなるにつれ”体の洗い方”を教えてあげないといけない。
いつまでも親が子供の体を全部洗っていては、いくつになっても子供は一人でお風呂に入れるようにはならない。
むしろどんどん親に依存して、「自分で体を洗わなくてもいいんだ」と思い込んでしまう。

「不調を改善すること」も同じだ。

いつまでも施術者が手技で患者さんの体を良くしていては、患者さんはいつまでたっても自分で不調を改善することができない。
そうすると子供が親に依存するように、患者さんも施術者に依存してしまう。

子供を育てることが親の役目であるように、患者さんが自分の力で健康を維持できるように育てることは施術者側の役目だ。

だが多くの施術者は自分の役割を忘れ、「自分が患者さんの体を良くしてあげるんだ!」という思いだけで施術して、患者さんの体をすべて良くしてしまう。
その場では患者さんに感謝されて嬉しいだろう。その分お金はもらえるし、お店を続けることもできる。

だがそれではいつまでたっても不調が根本から解決されることはないし、不調で悩む人が減ることもない。よりいっそう整体院や治療院が増えていくだけだ。

あなたは何のために整体師や治療家になったのか?

不調に悩む人を体を”あなた”が良くするため?
お店を続けていくため?
より多くのお金を稼ぐため?
患者さんに感謝されるため?
自分の存在価値を見出すため?

どうか、「不調に悩む人を一人でも減らすため」「健康な人を一人でも増やすため」の施術者になってほしい。

施術者が患者さんのためにできる2つのこと

では具体的に、どうすれば不調に悩む人を一人でも減らすことができるのか?

施術者ができることは2つ。

・手技で整えることは最小限にする
・患者さんが自分自身で体を良くする意思を育てる

この2つをやればいい。
お察しの通り、これは簡単なようでとても難しいことだ。

硬い筋肉は緩めたくなるし、関節の動きが悪ければ改善したくなる。体が歪んでいれば整えたくもなるだろう。

あなたはその全てができる”技術”を持っているし、患者さんもそれを望んでやってくる。不調が改善されれば患者さんは喜ぶし、あなたもお金をもらえて、あたかもみんなハッピーだ。

だがそこをぐっとこらえて、”施術者にしかできないことだけ”をやろう。

ほとんどの筋肉の硬直、関節の動きの悪さ、体の歪みは患者さん自身で改善できる。むしろ患者さんが自分で体を動かした方がより良い結果が生まれる。
つまり自分で体を動かすことで筋力がつき、疲れにくい体の使い方がインプットされ、”調子が良い状態”が長持ちする。

施術者側は患者さんが自分では改善できないレベルで固まっている筋肉や関節だけを動かし、緩め、整える。
残りの時間が「どうすれば自分で体を整えることができるのか」という説明に徹する。

患者さんが筋肉を緩めるのに最適なストレッチの方法は?
どの方向に関節の動きが悪く、どうやって動かせば関節の動きは改善されるのか?
どの筋肉を鍛えれば肩こりになりにくくなるのか?

これは患者さんの体に直接触れたことのあるあなたにしかできないアドバイスだ。

もちろん、本当に患者さんの不調が解消されれば、もう施術者は用なしになってしまうだろう。
でもそれでも良いじゃないか。
本当に不調を改善してくれる人の元には、次から次へと新しい患者さんが来るはずだ。
そうすればお金も入ってくるし、肩こりや腰痛などに悩む日本人も減っていく。
その方がきっとやりがいもあるはずだし、世界もより良く変わっていくのだから。

まとめ

私は民間の会社で資格を取った、単なるセラピストだ。知識も技術も国家資格を持つ治療家の方にも、技術を何年間も磨いてきた整体師の方にも遠く及ばないだろう。

私が通ったことのある治療院や整体院なんてたかが知れているし、狭い世界でものを言っているのもわかっているつもりだ。

だがそれでも言えることはある。

「このままでは不調に悩む人が減ることはない」

国家資格を持つ治療家や整体師は年に何千人も生まれいるのに、一向に不調に悩む人が減る様子はない。
健康に関する本や情報は溢れているというのに、不調に悩む人は年々増えていくばかりだ。

これは不調に悩む人本人だけの問題なのだろうか?

私は違うと思う。
不調を解消する専門家である”施術者”にも問題がある。

その問題を一つずつ解決したいと思い、今回のような記事を書いた。
少しでもこの記事が心に響く施術者がいたら、少しでもいいから患者さんとの向き合い方を変えてくれると嬉しい。

健康は施術者が与えるものではなく、不調に悩む本人が自分の力で手に入れるものだから。

健康が当たり前の世界になりますように。