TUNING

自分でカラダを調えるための健康メディア

【インナーユニットとは?①】肩こりや腰痛などの不調を解消したいあなたに

f:id:sousuke1202:20170602105544j:plain

インナーチューニングが目指すものの一つに”心と体の安定”がある。

・キャパオーバーの忙しさや人間関係による「精神的なストレス
・長時間の同じ姿勢や運動不足による「肉体的なストレス

これらの「ストレス」を日常的に受け続けていると、心と体は不安定になっていき、姿勢不良を招いたり、肩こりや腰痛、冷え性や生理痛などの不調に悩まされることになる。

反対に、もし不調に悩まされているなら、心身を調え、鍛え、安定させればいい。
インナーチューニングによって心と体が安定すれば、ストレスに強くなり、不調に悩むこともなくなる。 

そして”体の安定”に欠かせないのが、「インナーユニット」という”体幹にある4つのインナーマッスル(深層筋)”だ。
インナーユニットがしっかりと働くことによって体は安定し、肉体的な不調が起こりにくくなる。
体と心は自律神経によってつながっているので、体が安定すると心も安定して、ストレスに強くなる。

だが多くの現代人は、インナーユニットが働かず、弱っているので、腰痛や慢性疲労などの不調に悩まされている。

今日のテーマは「インナーユニットの主な働き」について。

インナーユニットとは一体なんなのか?
どんな働きがあるのか?
インナーユニットが働かないことで具体的にどんなことが引き起こされるのか?

インナーユニットがあなたの体にとってどれだけ大切かを説明していく。

インナーユニットとは?

例えば、「体の中心にある骨は何?」と聞かれた時、どの骨が思い浮かぶだろう?
きっと、”骨盤”や”背骨”が思い浮かぶと思う。

では体の中心にある筋肉は何か?
体の中心にある筋肉、それが”インナーユニット”だ。

インナーユニット4つの筋肉によって構成されていて、それぞれが”体の中心の骨”である骨盤や背骨に付着している。

【インナーユニットを構成する4つの筋肉】
・骨盤底筋群
・腹横筋
・多裂筋
・横隔膜

インナーユニットの主な役割は体の”安定”と”連動”だ。

インナーユニットが付着しているのは体の中心にある背骨や骨盤の深層なので、インナーユニットがキュッと締まることによって、背骨や骨盤を正しい位置関係に保ち、安定させている。
そして背骨や骨盤が安定することによって、体の連動もしやすくなる。

インナーユニットの形をイメージできるようにする

インナーユニットは、”円柱型のボックス”のイメージで、4つの筋肉が体幹の腹腔(お腹らへん)を上下左右前後からグルッと囲んでいる。

それぞれの位置関係は、

”骨盤底筋群”=円柱の底
”腹横筋”=円柱を前から後ろにぐるっと囲む
”多裂筋”=腹横筋を後ろで束ねている
”横隔膜”=円柱の蓋

といったイメージだ。

ちなみに”インナーユニット”という名前の由来は、体幹の筋肉群の中でも深層(インナー)にあり、4つの筋肉の付着部分が近く、それぞれがユニットように影響しあい、連動して動くからだ。

例えば骨盤底筋群を締めれば、自然と腹横筋が引き締まるし、腹横筋が引き締まれば多裂筋も引き締まる。
そして4つの筋肉が同時にキューッと引き締まることによって、”腹腔内圧”が高まり、骨盤や脊柱が安定する。

ではもう少し具体的に、わかりやすくインナーユニットの働き=安定と連動について説明していこう。
インナーユニット働きが理解できると、なぜあなたは不調になるのか、どうすれば不調を解消できるかがだんだんと見えてくる。

【インナーユニットの役割】体の安定とは?

例えば、人が”抗重力下”にあるとき、つまり”立っているとき”や”座っているとき”など、横になっているとき以外は、インナーユニットは常時30%くらいの力で収縮して、無意識でもあなたの体を支えている。

だが腰や背中を丸める形で椅子に座っていたり、腰が沈むような柔らかいソファに座っていると、横になっているときと同じようにインナーユニットは働かなくなる。

筋肉は使わないと弱くなる。
インナーユニットも例外ではなく、働く機会が少なくなると、どんどん弱っていく。

では、インナーユニットが働くなったり、弱くなったらどうなるのか?
立っているときや座っているときなどの”抗重力下”でも、体をインナーで支えられずに不安定になる。
常時30%で収縮しているはずが、20%や10%しか収縮しなくなったり、たとえ30%で収縮していても、そもそもの”100%”が弱っているので、やっぱり体は不安定になる。

体が不安定になると、本来働くはずのインナーユニットではなく、アウターマッスルが働かされる羽目になる。
つまり、体幹のアウターマッスル=腰や背中周りの筋肉がオーバーワークになり、腰痛や背中の張りなどの不調を感じるようになってしまう。

逆に、腰痛や背中の張りに悩んでいる人は、インナーユニットを意識的に入れる習慣を作れば、そのうち無意識でもインナーが働くようになり、ストレッチやマッサージをしなくても、自然と腰や背中のアウターマッスルが緩み、腰痛や背中の張りから解放されるということだ。

【インナーユニットの役割】体の連動とは?

あらゆる動作で全身は連動して働くのだが、その連動の要になる筋肉が”インナーユニット”だ。

例えば歩くとき。
右足を前に出すときに、「右腕は後ろに引くー左腕は前に出るー左足は後ろに蹴るー」というように、全身が連動している。
体を前に進めるために、上肢(腕)や下肢(脚)を前に出したり後ろに引いたりして、推進力を生み出している。

つまり上肢から下肢へ、下肢から上肢へとうまく力が伝わらない=連動できていないと、エネルギーロスが増える、ということだ。
だから普通に歩くときでも、歩幅が小さくなったり、脚が上がらなくなる。または疲れやすくなる。

疲れやすくなるくらいならまだいいが、下肢の力が上肢に伝わらない分、上肢単体で頑張らないといけないので、腕や肩周りの筋肉が疲れやすくなり、肩こりにもなりやすい。
反対に、下肢単体で頑張らない時もあるので、脚がハリやすくなったり、太くなったりもする。

逆に言うと、肩こりに悩んでいる人は、「足裏がしっかりと地面に接地して、インナーユニットを入れる」だけでも、肩が凝りにくくなるかもしれない。
つまり、インナーユニットを入れる意識を持てば、いつの間にか疲れにくくなったり、肩こりや足の張りからも自然と解放されやすくなるということだ。

まとめ

今回お伝えしたかったことを一言でまとめると、「インナーユニット、すごい大切!」ということ。

体の中に大切じゃない筋肉なんてないが、インナーユニットは「体の安定と連動」というその役割から、人が健康的に美しく生きてく上で要となる筋肉群だ。

だが、楽チンな生活環境のおかげで、インナーユニットは働く機会が少なくなり、弱ってしまっている。働く機会が少なくなったと言っても、寝ているとき以外は本来働くはずの筋肉なので、弱ってしまうと何かと困ってしまう。

インナーユニットは普段、無意識でも働く筋肉だし、それ自体が痛みを発するということもないので、あまり一般に知られることはないが、それでも筋肉の中ではトップクラスに大切だ。

肩こりや腰痛に悩んでいるからといって、肩や腰を緩めても楽にはならない。
足のハリやむくみ、体の冷え、生理痛や生理不順だからといって、その症状が起きている箇所にアプローチしてもなかなか良くならない。

いろいろな筋肉や部分に手を出すよりか、「インナーユニットを使えるようにする!」、これだけに集中すれば、あらゆる不調が解消に向かう。
あらゆる不調に対してバラバラに対処するよりか、インナーチューニングをやって、ビシッとインナーを引き締めれば、あらゆる不調が快調に向かう。

そう、インナーチューニングはインナーユニットを始めとする、インナーコア(深層筋や体幹の筋肉全般)を活性化し、鍛えるためのメソッドだ。
インナーユニットを隅々まで知り尽くし、インナーユニットを愛し、インナーユニットのために意識と時間を捧げよう。