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【筋肉の基礎知識】①筋肉の特性・役割・名称

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肩こり・腰痛・頭痛・冷え性・むくみ・慢性疲労・悪い姿勢

これらの”不調”の原因は「筋肉の硬直・不活性・弱化」だ。

そして、不調を解消するためには、「筋肉を緩める・動かす・鍛える」=TUNINGをする必要がある。

ではそもそも、「筋肉」とは何なのか?

今回は、不調を解消する上で知っておきたい、筋肉の「性質」や「役割」を解説していく。

はじめに

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まずは、今回お伝えする筋肉の基礎知識についてざっと紹介しておこう。

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  1. 特性
    ゴムのように「縮む」という特性がある

  2. 役割
    「体を動かす」=”可動”と「体を安定させる」=”安定”

  3. 付着
    関節をまたいで、骨から骨へと付着している

  4. 名称
    骨の付着部のうち、体の中心に近い方を「起始」、遠い方を「停止」という
    筋肉の真ん中部分は「筋腹」、骨に付着する部分は「腱」という

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この5つの項目について、もう少し詳しく解説していく。

①【筋肉の特性】ゴムのように、縮む特性がある

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筋肉とは、「筋線維」という細い細胞が、「筋膜」という膜に束ねられたものだ。

筋肉にはゴムのように”縮む”という特性がある

”脳からの指令”と”エネルギー”を使って筋肉が縮み、様々な役割を果たしている。

イメージ的には、”ゴム製の束ねたパスタ”=筋肉だ。

健康的な筋肉には、血液が循環して、適度な柔らかさと弾力がある(茹でたパスタのように)。

だが、血液の循環が悪くなると、”乾いたパスタ”や”放置したゴム”のように、筋肉は硬直して、肩こりや腰痛といった不調を引き起こす

②【筋肉の役割】可動と安定

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筋肉の役割は「可動」と「安定」だ。

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  • 可動(モビリティ)
    =体(関節)を動かす

  • 安定(スタビリティ)
    =体(関節)を安定させる

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体のあらゆる動作は筋肉によるものだ。

筋肉が縮むことで、歩いたり、手を挙げたり、指を折ったりすることができる。

「安定」は、”姿勢の保つこと”をイメージするとわかりやすい。

立っている時、座っている時など、
重力に逆らって姿勢を保てているのは、筋肉のおかげだ。

基本的には、
アウターマッスル(表層筋)」が可動の役割を担い、
インナーマッスル(深層筋)」が安定の役割を担う。

(ただ、例外は多数ある。
”棘上筋”は表層にあるけど、肩関節の安定させているし、”腸腰筋”は深層にあるけど、股関節を動かしている)

③【筋肉の付着】関節をまたいで、骨から骨へと付着している

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ではどのようにして、筋肉は体を動かしたり、安定させるのか?

筋肉は関節をまたいで、骨から骨へと付着しており
筋肉が縮むことで関節を支点に骨と骨が近づく

この時の「筋肉の付着する位置」によって、可動と安定の役割が分かれる。

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  • 体を動かす筋肉(可動筋)
    =関節の支点から遠くに付着する

  • 体を安定させる筋肉(安定筋)
    =関節の支点近くに付着する

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例えば、
肘を曲げるとき(肘関節の屈曲)は、「上腕二頭筋」が縮んで、「肘関節」を支点に、「肩甲骨と前腕(橈骨)」が近づいている。

前屈をするときは、「腹直筋」が縮んで、「腰椎」を支点に、「恥骨と肋骨」が近づいている。

 

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(▲表層の筋肉の多くは可動筋=モビリティマッスル)

また、「体幹の深層・背骨沿いの筋肉」は関節の支点近くに付着しているので、
縮んだ時に骨と骨を近づけて、体を安定させている

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(▲体幹の深層や背骨沿いの筋肉は安定筋=スタビリティマッスル)

④【筋肉の名称】起始・停止・筋腹・腱

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骨の付着部のうち、
体の中心に近い方を「起始(きし)」、
体の中心から遠い方を「停止」という。

体を動かす時(骨と骨が近づく時)は、「停止が起始に近づくように動く」。

例えば、
上腕二頭筋の起始は「肩甲骨」、停止は「橈骨」なので、橈骨が肩甲骨に近づくように曲がる=”肘関節の屈曲”となる(上の画像参照)

また、筋肉の真ん中の部分は「筋腹」、
筋肉が骨に付着する部分は「」という。

で、不調を解消するためにはどうすればいいの?

これまでの「筋肉の基礎知識」が、肩こりや腰痛など、あなたの不調を解消するのにどんな風に役立つのだろうか?

⑴筋肉を緩めるポイント

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まず、硬直した筋肉は「起始・停止をほぐすと緩みやすい」。

僕のセラピストとしての経験上、
揉んで気持ちがいいのは筋腹だが、付け根にアプローチした方がほぐれるのが早い。

そのため、【TUNING-リリース】では「付け根にアプローチするマッサージ」が多い。

また、「ストレッチ」とは、”起始と停止を離すこと”だ。

「ストレッチをしてもあまり効いた感じがしない」と思う方は、
伸ばしたい筋肉の起始・停止を遠ざけること”を意識して、ストレッチしてみよう。

ただ、「筋肉はゴム製のパスタ」なので、
”ストレッチで伸ばすだけ”よりも、”伸び縮み”させた方が緩みやすい
(ゴム風船を膨らませる前のように)

また、パスタをほぐすように、事前にマッサージでほぐした後にストレッチをした方が緩みやすくなるだろう。

⑵不調を解消するポイント

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硬直した筋肉を柔らかくすれば、
「可動性」は高まるかもしれないが、あまりに柔らかくなりすぎると「安定性」が損なわれる

筋肉の安定性が損なわれる=不安定になると、筋肉が緊張しやすくなるので、
筋肉を緩めても緩めても一向に不調が解消されることはない。

そのため、ただリリースで緩めるだけでなく、
【エクササイズ=サンサルテーション】でバランスをとりながら筋肉を動かしたり
【トレーニング】で体幹・深層の筋肉に的を絞って鍛えて、体の安定性を高めると、不調が解消しやすい

まとめ

①筋肉の特性

  • 筋肉=ゴム製の束ねたパスタ(のようなイメージ)

  • 脳からの指令により、エネルギーを使って筋肉は縮む

  • 血液循環が悪くなると硬くなる→不調

②筋肉の役割

  • 可動=体を動かす
    ・筋肉が縮むことで骨と骨が近づき、体を動かすことができる
    ・アウターマッスルが体を動かすことが多い

  • 安定=体を安定させる
    ・筋肉が縮むことで体を安定させることができる
    ・インナーマッスルが体を安定させることが多い

③筋肉の付着

  • 筋肉は関節をまたいで骨から骨に付着している

  • 筋肉が縮むことで、関節を支点に骨と骨が近づく

  • 関節の支点近くに付着する筋肉は「安定」、支点から遠くに付着する筋肉は「可動」の役割をそれぞれ担っている

④筋肉の名称

  • 骨の付着部のうち、体の中心に近い方を「起始」、遠い方を「停止」という

  • 体が動くとき、停止が起始に近づくように動く(骨と骨が近づく)

  • 筋肉の真ん中部分を「筋腹」、骨に付着する部分を「」という