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【筋肉の緩め方】”原因筋”を探しながら”関連筋”を緩める

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「不調を感じる部位にだけアプローチしても不調は解消しない」
「不調と関連する筋肉=関連筋も緩めよう」
という話を前回はした。

前回の記事▼
【筋肉の緩め方】”5つのつながり”を意識して緩める

だが、関連筋はたくさんあるので、全部を緩めるのは大変だ。

そこで、関連筋の中から、”不調を引き起こしている筋肉”=「原因筋」を探して緩めることをオススメする

この方法は僕が施術の時にも意識していて、
セルフでマッサージやストレッチをする時にも使える方法なので、ぜひ覚えておこう。

はじめに

まずはじめに、
「関連筋」、「原因筋」、そして「関連痛」のついて、ざっと紹介しておこう。

関連筋とは?

  • 不調と関連する筋肉=関連筋

  • 肩こりの関連筋(肩こり筋)は首・肩甲骨・胸・脇・腕の筋肉など
    腰痛の関連筋(腰痛筋)は腰・お尻・太もも・ふくらはぎの筋肉など

  • それぞれの不調の関連筋を緩めることで、原因筋が緩みやすくなる

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原因筋とは?

  • 不調を引き起こしている筋肉=原因筋

  • 関連筋の中に原因筋がある

  • 基本的には、不調を感じる部位=原因筋

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関連痛とは?

  • ”ある部位の痛み”を離れた部位で感じる関連痛

  • 例えば、”腕のこり”を肩こりとして感じたり、”ふくらはぎのこり”を腰痛として感じたり
    →この場合、腕の筋肉=”肩こりの原因筋”、ふくらはぎの筋肉=”腰痛の原因筋”となる

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そして、不調を解消するためには以下の2ステップで筋肉を緩めることが有効だ。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

  1. 不調の関連筋を把握する

  2. 原因筋を探しながら、関連筋を緩める
    不調を感じる部位を中心にして、関連筋を緩めていく
    →関連筋を緩めつつ、不調の具合を感じる(どの関連筋を緩めると不調が解消するかな?)

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

一つずつ詳しく解説していこう。

①不調の関連筋を把握する

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前回の記事で解説した通り、
不調を解消するには、不調と関連する(つながる)筋肉=「関連筋」を緩めることが大切だ。

例えば、肩こりを解消するには、「硬直している肩の筋肉」はもちろん、
「同じ骨に付着する筋肉(とくに拮抗筋)」
「末端の筋肉(とくに同じライン)」
「反対側の筋肉(左右差がある場合)」
「前側の筋肉(とくに真裏の筋肉)」
を緩めると、肩こりを解消しやすくなる。

「不調ごとの関連筋」を以下の通りだ。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

  • 肩こり筋
    首・胸椎・肩甲骨・脇・胸・腕の筋肉

  • 腰痛筋
    腰・お腹・背中・お尻・太もも・ふくらはぎ・足の筋肉

  • 頭痛筋
    頭・顔・首・肩甲骨・胸の筋肉

  • 冷え性の関連筋
    背骨沿い・お尻・太もも・ふくらはぎの筋肉
    ・足の冷え→足の筋肉
    ・手の冷え→手・腕・脇・胸・肩甲骨の筋肉

  • 悪い姿勢の関連筋
    背骨沿い・お尻・太もも・ふくらはぎ・足の筋肉

  • 慢性疲労の関連筋
    お尻・太もも・ふくらはぎ・肩甲骨・胸・背骨沿いの筋肉

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

(より具体的な”筋肉名”や”筋肉の位置”は、不調ごとにご紹介していく)

で、あなたの不調の関連筋を把握したら、それぞれの筋肉をマッサージやストレッチで緩めていく。

この時に、「原因筋探しながら緩める」と不調を解消しやすい

②原因筋を探しながら、関連筋を緩める

基本的に、「不調を感じる筋肉」=原因筋であることが多い

右肩後ろのコリが気になるなら、
「右肩甲挙筋」や「右僧帽筋」が原因筋だし、
左腰横が気になるなら、
「左腰方形筋」や「左脊柱起立筋」が原因筋だ。

だからまずは、そこらへんの筋肉をマッサージやストレッチで緩める。
(マッサージで緩める時は、その筋肉の起始・停止を刺激する)

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(▲不調を感じるポイント=原因筋と仮定して緩める)

ただ、多くの原因筋はこれだけでは緩まない。

原因筋を硬直させている筋肉=「隠れ原因筋」があるからだ。

例えば、僕が肩こりのお客さんを施術する時。

ほぐしてもほぐしても緩まない「肩甲挙筋」が、
首をほぐして緩んだり、胸を伸ばして緩むことが結構ある。

この場合、「首の筋肉」や「胸の筋肉」が”隠れ原因筋”だ。

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(▲隠れ原因筋を緩める→原因筋が緩む=不調解消)

また、お客さんが「首肩の付け根らへんが凝っているんです!」という部位の筋肉が緩んだにもかかわらず、
「まだ首肩の付け根が気になります!」と言われることがある。

このパターンは、”首肩の付け根”とは離れた部位の痛みを”首肩の付け根”で感じている=「関連痛」だ。

そしたらまた探していくしかない。

脇、腕、背中など、肩こり筋を緩めていき、肩こりの具合を確認する。

脇をほぐして肩こりが解消したら、「脇の筋肉」がその人の原因筋なのだ。

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(▲コリを感じる部位=原因筋とは限らない。関連筋の中から原因筋を探す)

「隠れ原因筋」や「関連痛で惑わす原因筋」を見つけることさえできれば、次回以降の施術は簡単だ。

前回見つけた原因筋を緩めればいいだけだから。

(もちろん、毎回同じ部位が”原因筋”とは限らないし、様々な関連筋の影響で原因筋が硬直しているので、毎回ある程度の関連筋を緩める必要はあるけど)

原因筋を見つけるポイント

僕が施術する時、原因筋を見つけるために意識しているのが、「ヒアリング」だ。

  • いつ、不調を強く感じるのか?
  • 何をすると、不調を強く感じるのか?

生活習慣や仕事の話を聴いていると、だんだん原因筋の目星がついてくる。

例えば、
仕事でパソコン業務を続けていると、肩がこる
→キーボードを打つ=腕の筋肉が原因筋?
→目が疲れる(目が悪い)=頭・首の筋肉が原因筋?
→姿勢が悪い=背中の筋肉が原因筋?

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(▲不調を強く感じるのはいつ・何をした時か?)

このようにして、
ヒアリング→仮説(◯◯が原因筋)→検証(◯◯を緩めてみる)を繰り返していくと、
だんだんと「原因筋を見つける精度」が高まっていく

あなたが自分で原因筋探しをする時も
いつ、何をすると不調を強く感じるのか?」と考え、感じながら1日を過ごせば、
だんだんと不調の原因筋を見つけるのが簡単になってくるだろう。

まとめ

いろいろと解説してきたが、やることはとてもシンプルだ。

原因筋を探しながら関連筋を緩める」だけ。

アタマの声に惑わされず、
「この不調は本当にここから来ているのかな?」と疑いながら筋肉を緩める。

カラダの声を聴きながら、
「どの筋肉が不調を引き起こしているのかな?」と感じながら筋肉を緩める。

慣れてくると、
この筋肉を緩めれば、不調が解消するな」というのがわかるようになってくるから。

不調解消のプロやネット・本屋に並ぶ不調解消法に惑わされずに、
あなたがあなたのカラダの声を聴けるようになれば、不調を解消するのが難しくなくなるのだ。