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ララライフ!

心と体の健康を取り戻すためのブログ

「社会人大学人見知り学部 卒業見込み」っていう本、知ってる?【PART1】

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友人に勧められて、オードリー若林さんの「社会人大学人見知り学部 卒業見込み」という本を読んだ。
人見知りでネガティブ思考で考えすぎなぼくの心にビシビシと響く言葉があったので、紹介させてほしい。

あらすじ

若手芸人の下積み期間と呼ばれる長い長いモラトリアムを過ごしたぼくは、随分世間離れした人間になっていた―。スタバで「グランデ」と頼めない自意識、飲み屋で先輩に「さっきから手酌なんだけど!!」と怒られても納得できない社会との違和。遠回りをしながらも内面を見つめ変化に向き合い自分らしい道を模索する。芸人・オードリー若林の大人気エッセイ、単行本未収録100ページ以上を追加した完全版、ついに刊行!
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2008年のM-1グランプリ2位により一躍大ブレイクし、テレビに引っ張りだこになった人気お笑いコンビのオードリー。そのツッコミである若林さんがダ・ヴィンチで連載していたコラムを一冊の本にまとめたのが本書だ。

若林さんが日常の中で感じる(誰にでもある)何気ない感情を客観視し、深堀しつつ、自分なりの答えを見つけていく姿が文章に現れていて、面白い。
何より、「ぼくしか感じていないと思っていた感情・感覚を、他にも感じる人がいるんだ!」という事実に、深い感動を覚えた。
月並みな表現だが、「自分は一人じゃない」と思える。そして「こんな考え方もあるのか!」と自分の感覚に投影して活かせる。
「人見知り」「ネガティブ」「考えすぎ」「自意識過剰」な人にはもってこいの本だ。

ここからは特にぼくの共感を生んだ言葉を本の中から抜粋しながらお伝えしていく。

”自分に有利な説”を集めると、生きやすくなる

「わからないことにこだわる」という”バカの習性”を持つ若林さんを気遣ったディレクターさんの言葉(前ツイート)に対して、若林さんが思った何気ない言葉(後ツイート)が、なんだか良い。

「世間一般の意見」に対して、あなたは何を感じるだろうか?
ぼくは「世間一般の意見」が「自分の意見」と合わなかった場合、何だか「世界に否定されたような気がする。この世界ではうまく生きていけなような気がする。

「自分が”普通”と思っている行動や言動が世間一般の常識から外れているのではないか?」

そう考えると、無意識に「世間一般の常識」に合わせてしまい、生きづらい。

では「自分が生きやすい世界」はどうすれば作れるのか?
「自分に有利な説」を集めればいい。

・読書
・映画
・歌
・会話

多くの作品や人に触れると、「世間一般の常識」ではない、「新しい意見」や「価値観」に触れることができる。その中から「自分に有利な意見」を集めれば、「自分が生きやすい世界」を作ることができる。

世界は、自分が作り出している。
自分が採用する価値観によって、世界は様相を変える。
せっかくなら、自分が生きやすい世界を作りたいし、そのためには自分に超有利な説を採用しまくるのがコツだ。

「確かなもの」を見つけると、生きやすくなる

周りに合わせていると、自分の今の感情がわからなくなる時がある。
みんなが楽しそうにしているから、自分も楽しそうにしてみたり。本当はこれっぽっちも楽しくないのに。

それを続けていると、「自分は今、どう感じいるのか」がわからなくなる時がある。
嘘の感情か、本当の感情か。
楽しいのか、つまらないのか。

”自分の感情”なのに、とても不確かで、それってなんだかとても不安になる。本当の自分がわからなくなるような。「本当の自分はどれ?」と思うような。

若林さんは、「確かなもの」を運動不足のために通い始めた格闘技ジムで見つけた。スパーリングで殴られると”確かに”痛いのだ。

”痛み”の中に”確かなもの”を見つけた若林さん。
「ぼくはいったい何から”確かなもの”を見つけることができるだろう?」と考えてみる。

・一人で美味しいものを食べている時。確かに美味しい。
・筋トレをしている時。確かにきつい。

自分にはまだまだ”確かなもの”が少ないようだ。
日常で少し意識してみる。”確かなをもの”が見つかれば、もう少し自分を温かく認めることができるような気がする。世界を生きやすくなる気がする。

自分の性格を”変えようとしない”と、生きやすくなる

ぼくはとてつもなくネガティブ思考で、ポジティブ思考に憧れていた。
だって、ネガティブだと悪い方に想像が捗る。全然楽しくない。ポジティブ思考になれば、もっと世界が楽しくなると思ったから。

「思考は現実化する」という本がある通り、「ネガティブ思考」だとネガティブな事柄がそのまま現実になってしまう。

「そんなのは嫌だ!ぼくは幸せになりたいんだ!」

と思っていても、どうしてもネガティブな想像をしてしまう。
だからぼくも若林さんのように「自分を変える本」や「ポジティブになる本」を読み漁った。結局、このネガティブ思考が変わることはなかったが。

だが、今回の若林さんの言葉は目から鱗だった。

「そうか。性格は形状記憶合金のように、一時的に変わったとしても、また元の形=ネガティブ思考に戻ってしまうのか」
「そしてネガティブ思考は変えられない。だから変えることを諦めて、自分のこのネガティブ思考を受け入れればいいのか」

と、妙に納得してしまった。
そして納得すると、生きるのが途端に楽になった。
今まで「ポジティブ思考じゃないとハッピーになれない」と思い込んでいたのが、自分の性質を受け入れることで、「もうしょうがないんだから、ネガティブでもハッピーになれるように頑張ろう」と思えた。

まとめ

ぼくは天邪鬼だから、「こーしろあーしろ」と言われるような本は苦手で、「そんなの理屈ではわかるけど、実際はそうもいかないし」と思ってしまう。
だが若林さんは人に対してあーだこーだ言うことがなく、ひたすら自分の心と向き合って、自分に対して、自分なりの答えを提示している。
それがなんとも心地よく、ぼくの腑に落ちてくれたんだ。

次回も引き続き、本書からぼくの心に響いた言葉をご紹介していく。

世界が生きやすくなりますように。