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肩こり・腰痛を解消するためのメディア

肩こりの原因を徹底解説

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ぼくは高校時代から肩こりに悩み続けてきて、肩こりを解消するために実用書を読み漁り、整体や接骨院に通い、ヨガやトレーニングを実践してきた。

またセラピストとしても肩こりに悩む人々の体に触れ、生活習慣や体の状態を客観的に観察して、肩こりになる人の特徴を集めてきた。

今回は肩こりと様々な関係を結んできたぼくの経験や知識をもとに、肩こりを解消する上で知っておきたい【肩こりの原因】を事細かく解説していく。

量が多くて読むのが疲れてしまうかもしれないが、肩こりの原因を知るだけでもあなたの肩こりが軽くなるので、最後まで読んでくれると嬉しい。

肩こりの原因となる3つのステージ

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肩こりの原因を一つずつ解説する前に、肩こりの原因には3つのステージがあることをお話ししておく。

  • 【ステージ①】肩こりの原因
    肩こりをただ単に解消するだけなら、「硬直した肩の筋肉」をほぐせばいい。
    だが「肩こりになりにくい体づくり」をするためにはステージ②以降も攻略していかなければならない。

  • 【ステージ②】肩の筋肉が硬直する原因
    ここでは肩周辺の筋肉が硬直する原因を「肉体編」「精神編」「内臓編」に分けて解説する。
    ステージ②までは当メディアが推奨する【インナーチューニング】を行うだけで全て解決できる。

  •  【ステージ③】肩の筋肉が硬直する原因の原因
    ここでは「環境編」と「習慣編」に分けて肩こりの原因を解説する。
    環境や習慣の原因は少し特殊なので、すべてを解決するのは難しいかもしれない。原因を読んでみて解決できるものから取り組んでみよう。

前置きが長くなったが、ここから肩こりの原因を一つずつ解説していく。自分の現状と照らし合わせてみて、いくつ当てはまるのかを確認してほしい。

【ステージ①】肩こりの原因

①筋肉の硬直

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まずは前提のお話から。
【肩こり】とは、「肩の筋肉が硬直した状態。また筋肉の硬直に伴う不快感」のことを指す。

ではなぜ筋肉は硬直するのか?
それは、「筋肉に疲労物質がたまるから」だ。

筋肉はゴムのように「縮む」という性質を持ち、筋肉が縮むことで体を動かしたり安定させることができる。

例えば、力こぶを作る筋肉=【上腕二頭筋】が縮むことで肘が曲がる、【腹筋群】が縮むことで体が安定する、というように。

筋肉が縮むときは体の中のエネルギーを使うのだが、エネルギーを使った後は必ず疲労物質が発生する。(車が走るときに出る排気ガスのようなイメージ)

筋肉は適度に伸び縮みさせれば血流が良くなり、血液とともに疲労物質も流れる。
だが筋肉を「縮めっぱなし」「伸ばしっぱなし」「動かさない」でいると、疲労物質が流れずに筋肉内にたまり、筋肉は硬直する

肩の筋肉が硬直すれば「肩こり」になり、腰の筋肉が硬直すれば「腰痛」になる。

だから、硬直した肩の筋肉をマッサージやストレッチで緩めれば肩こりは解消するのだが、それだけではまたすぐに元の肩こりに戻ってしまう。
なぜなら、「肩の筋肉が硬直する原因」があるからだ。

もしあなたが肩こりを「一時的」にではなく「根本的」に解消したいのなら、この後の【肩の筋肉が硬直する原因】まで読み進めてほしい。

【ステージ②】肩の筋肉が硬直する原因(肉体編)

では、肩の筋肉が硬直する原因はどんなものがあるだろう?
具体例を挙げながら解説していく。

②筋肉の使いすぎ

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筋肉は使いすぎると硬直する。
筋肉を使いすぎるとは、「縮めっぱなしにする」ということだ。 

例えば、【肩にカバンをかける人】は、カバンが落ちないように肩の筋肉を縮めっぱなしにしている。だから肩の筋肉に疲労がたまり、肩こりになる。

また、【猫背の人】は頭が胴体より前に出る。前に出た頭を支えるために首肩の筋肉を使いすぎ、肩こりになる。

また筋肉はウエットスーツのように全身繋がっているため、肩に近い筋肉を使いすぎても肩こりになる

例えば、【パソコン仕事の人】は、キーボードの打ちっ放しで腕の筋肉を使いすぎ、腕の疲労が肩に伝わって肩こりになる。

寝ている時に歯を食いしばる人】は、頬にある噛む筋肉=咬筋を使いすぎ、咬筋の疲労が肩に伝わり肩こりになる。

③運動不足

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筋肉は伸ばしっぱなしでも縮めっぱなしでも、動かさないでいると硬直する。
ここでいう「筋肉を動かさない」とは、「筋肉を伸び縮みさせない」ということだ。

先ほど「筋肉はゴムのような性質がある」といった。
本物のゴムが長期間放置しているとカピカピに乾燥して硬くなるように、筋肉も動かさないと血液の循環が悪くなり、硬くなる

肩の筋肉は頭や腕を支えるため、基本的に使いっぱなしになっているが、動かす機会はどれだけあるだろうか?

きっと、洗濯物を干す時や上の引き出しにしまってあるものを引っ張りだすときくらいしか肩の筋肉を動かす機会はないだろう。

その反面、【スマホをいじっている時】、【子供を抱っこしている時】は肩の筋肉を使いっぱなしで動かさないので、血流が悪化して疲労がたまり、肩こりになってしまうのだ。

④筋肉の弱化

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筋肉は伸び縮みさせないと弱くなっていく。
筋肉が弱くなった状態を【筋肉の弱化】という。

筋肉が弱化すると、ほんの少しの負担でも筋肉は硬直してしまう

例えば、「肩に2キロのカバンをかけている場合」
肩の筋肉がムキムキマッチョの人なら、2キロのカバンなら20%程度の力で持つことができる。
だが筋肉の弱化した華奢な女性が2キロのカバンを持つとなると、70%の力を発揮する必要があるため、筋肉が疲労し、肩こりになってしまう。

人間の体は重い
片腕は体重の6%、頭は体重の8%の重みがあると言われている。
仮に体重が50キロあれば、片腕3キロ、頭部4キロ、合わせて片方の肩で5キロの重みを支えていることになる。

肩に十分な筋肉があれば問題ないが、筋肉が弱化している人、とくに元から筋肉が少ない【女性】ほど肩こりになりやすいということだ。

⑤悪い姿勢

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例えば、背中が丸まり、頭が胴体よりも前に出る【猫背】は、首から肩の筋肉が前に出た頭を支えるためにぎゅっと縮みっぱなしになる。

猫背以外でも、【スマホ】や【子供抱っこ】で下を向くとき、【パソコン】や【テレビ】に集中して頭が前に出るときも、首肩の筋肉が頭を支えるために働く。

先ほど「体重が50キロの人の頭は4キロある」といったが、猫背などで頭が前に出ると、肩の筋肉にかかる重みは5キロ、6キロと膨れ上がる。

5キロのお米を抱えていれば腕が疲れるように、たとえ筋肉が弱化していなくても、姿勢が悪いことで肩にかかる負担は倍増し、肩こりになってしまうのだ。

⑥過度のストレス(精神編)

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ストレスを感じると呼吸が浅くなり、筋肉に余計な力が入りやすくなる

筋肉にたまった疲労物質は、血中の酸素に取り込まれて流される。(いっぱい走った後にゼーゼーするのは酸素を取りこんで疲労物質を流すため)

だがストレスがあると呼吸が浅くなり、酸素摂取量が減るため筋肉に疲労物質がたまって硬くなりやすくなる。

「ストレス」と聞くと【イライラしている時】が思い浮かびやすいが、それ以外にも、
・仕事や赤ちゃんのことで【緊張している時
・スマホやパソコンを見て【集中している時
・他人や自分に【不満や不安を抱いている時
などが挙げられる。

また、ストレスがあると「肩が上がる」、「肩が内側に入る」というふうに、無意識に肩に余計な力が入るため、さらに肩が凝りやすくなってしまう。

⑦内臓疲労(内臓編)

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腎臓や肝臓など、疲労物質を分解したり、疲労を回復するための臓器の機能が低下していると、筋肉に疲労がたまり、硬直する。

これらの臓器の機能が低下する要因は、運動不足や睡眠不足、ストレスなどいろいろと挙げられるが、とくに影響が大きいのが【食生活の乱れ】だ。

あなたも【食べすぎ】や【飲みすぎ】、【偏った栄養素の食事】や【変な時間に食事を食べる】ことで、疲労感が増したことはないだろうか?

ぼくの個人的な感覚としては、【お酒を毎晩飲んでいる人】、【甘いものをよく食べる人】は筋肉が硬直している傾向にある。

例えば、赤ちゃんを育てていると家事まで手が回らなくなるように、肝臓もアルコールを分解するのにエネルギーを使うと、疲労物質を分解するのに手が回らなくなってしまう。
その結果、疲労物質が体内にたまり、肩こりを始め全身の筋肉の硬直につながるのだ。

(肩こりの原因には”内臓疾患”もよく挙げられるが、そこまで説明するとキリがない上、可能性が低いので、今回は説明を省きます)

【ステージ③】肩の筋肉が硬直する原因の原因

ここからはさらに「筋肉を使いすぎる原因」、「悪い姿勢になる原因」を挙げていく。かなり細かい話になるが、中には簡単に解決できる原因もあるので、一通り目を通してほしい。

⑧肩こりになる環境

肩の筋肉を使いすぎる環境は「生活環境」・「仕事環境」・「人的環境」の3つに分けられる。

⑧ー1.生活環境

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あなたの家の中の生活用品があなたの体に合っていないと、肩の筋肉が硬直する原因になる。
箇条書きにすると、以下の通りだ。

  • 体に合わない椅子とテーブル
    ご飯を食べるときの椅子が低い、またはテーブルが高いと、肩を上げた状態でご飯を食べることになるので、肩の筋肉が硬直する。

  • 体に合わないキッチン
    主婦で、毎日料理をする人にとってはとても大切なキッチンの高さ。古い家に住んでいる人はキッチンが低いことが多く、必要以上に前かがみになって料理をするため、頭の重みで肩の筋肉が硬直しやすい。

  • 床生活
    テレビを観る時、どんな姿勢になるだろうか?床に寝っ転がって観るという人は要注意。腕枕なので自分の頭を支えるために、いつの間にか肩に負担がかかっている。

  • 体に合わないまくら
    仰向け、横向き、うつ伏せ。あなたはどの体勢で寝ることが多いだろうか?
    横向きで寝る人は肩幅の分だけまくらを高くしないと、肩が潰れてしまうので肩こりになる。
    逆に、仰向けで寝る人はまくらが高いと頭が不自然に持ち上がって肩の負担になるので、低いまくらを用意しよう。
    (うつ伏せで寝る人はまくらの高さに関係なく、肩の付け根の筋肉がねじれて血行不調を起こすので肩こりになる)

⑧ー2.仕事環境

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肩こりになる職業は無数にある。
ぼくのセラピストとして多くのお客さんに触れてきた中で、「この職業の人は肩こりひどいなぁ」という仕事を列挙していく。

  • 看護師
    ベッドに横たわった患者さんを診るため、必然的に下を向いたり前かがみになることが多い。
    また今は電子カルテの普及により、立った状態で端末をいじったりと、肩が硬直する要素が揃っている。

  • 保育士
    子供を抱っこする、床に座って猫背になる、子供の記録を書く、ピアノを弾く、といった、肩が硬直する仕事のオンパレードだ。

  • デスクワーク
    肩こりになる仕事ナンバーワンはやっぱりこれ。人間は長時間パソコンに向かうようにはできていない。
    猫背、眼精疲労、キーボードの打ち込み、長時間の同じ姿勢で、肩の疲労はいともたやすく頂点に達する。

(職業ではないのであげなかったが、小さい子供がいるお母さんも抱っこや寝不足、ストレスにより肩こりになる)

⑧ー3.人的環境

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肩こりになる人的環境は2つだ。

  • 赤ちゃん・小さい子供がいる
    子供が小さいうちは抱っこで腕から肩が、下を向くため首から肩の筋肉が硬直する。

  • 要介護の身内がいる
    年齢が上がってくると、親の介護問題がのしかかってくる。先ほどの仕事環境にはあげなかったが、介護職も肩こりになりやすい。
    とくにトイレ介助や入浴介助が必要な場合、肩に大きな負担がかかるので、傷めないように気をつけよう。

⑨肩こりになる習慣

肩こりになる習慣は、「過度のマッサージ」・「電子端末の利用」の2つだ。

⑨ー1.過度のマッサージ

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筋肉は強い刺激を与えると硬くなる。強い刺激から身体を守るために、筋肉が自ら硬直するのだ。
とくに以下の3つは肩の筋肉への強い刺激の代表としてあげられる。

  • マッサージ店通い
    ぼくの経験上、長年マッサージ店に通っている人は筋肉が硬くなっている。
    マッサージの刺激に慣れてしまい、本人が気づかぬうちに「もっと強く、もっと強く」と強い刺激を求めるようになり、防御反応により筋肉が硬直してしまうのだ。

  • マッサージ機を使う
    家にマッサージチェアがある人は、マッサージ店に通っている人と同じ理由で硬くなる。
    最初は「普通」の強度で使っているつもりがいつの間にか物足りなくなって「強」の強さで肩の筋肉を毎日のようにマッサージするため、筋肉が硬直してしまう。

  • 子供に踏んでもらう
    小さい子供がいるお家は、凝り固まった肩を子供に踏んでもらうという人もいる。子供は加減というものを知らないため、結構な強さで脆い肩の筋肉を踏みしだく。肩は硬直しないと崩壊してしまうので、自ら硬直する。

⑨ー2.電子端末の利用

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パソコンやスマホ、iPadやkindleなど電子端末機器を使う習慣があると、眼精疲労や猫背により肩の筋肉が硬直する。
また一見軽そうに見えるそれぞれの端末も、長時間手に持っていると腕の重みも加わり肩への負担が大きくなる。

まとめ

いかがだろうか?
肩こりの原因がこれだけあれば、日本人の8割が肩こりに悩んでいると言われても納得してしまいそうだ。

だがここで覚えておいてほしいのは、「肩こりの原因を一つずつ解消する必要はない」ということ。

これらの原因を簡単にまとめると、
「運動不足により筋肉は弱化・硬直して、筋肉を使いすぎる悪い姿勢になり、精神や内臓に悪影響を及ぼす」
ということ。

だから原因の一つ「運動不足」だけを解消すれば、肩こりも解消する

次回は肩こりを解消する運動メソッド【インナーチューニング】について解説する。
運動嫌いなぼくが、「肩こりを最も効率良く解消するには?」というテーマのもと考えたメソッドなので、ズボラで継続性のない面倒くさがりさんでも、簡単に取り組めるだろう。

あなたの肩こりが解消しますように。