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【肩こりの原因】筋肉の「硬直」・「不活性」・「弱化」について徹底解説

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肩こりの根本的な原因は大きく分けると3つある。

  1. 筋肉の硬直
  2. 筋肉の不活性
  3. 筋肉の弱化

運動不足、筋肉への過度の負担、長時間の同じ姿勢、悪い姿勢などにより、筋肉が硬直・不活性・弱化して「肩こり」を感じるようになる。

今回は「硬直」・「不活性」・「弱化」それぞれの状態を解説していく。

①筋肉の硬直とは?

「筋肉の硬直」とは文字通り「筋肉が硬くなった状態」だ。

健康的な筋肉には血液が循環しており、適度に柔らかくて弾力がある
健康的な筋肉を”お肌”に例えると、ハリ・ツヤがある潤いに満ちたお肌のような状態だ。

だが不摂生を続けたりケアを怠ると、お肌の弾力が失われて、シミ・シワが増えていくように、
筋肉の”使い過ぎ”や”使わな過ぎ”により血流が悪くなると、本来は血流に乗って流されるはずの「老廃物・疲労物質・発痛物質」が筋肉内に滞留する。

そうして筋肉は硬直し、同時に「こり」を感じるようになる

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(▲血流悪化→疲労物質・発痛物質の滞留→肩こり(筋肉の硬直・怠さ・不快感)

硬直型の肩こり」は”マッサージ”や”ストレッチ”、または”運動”で筋肉を動かし、血流を促進し、筋肉を柔らかくすれば解消される

②筋肉の不活性とは?

「筋肉の不活性」とは「筋肉の神経伝達が鈍くなっている状態」だ。

筋肉を動かす時、脳から筋肉へ「動け!」という電気信号が神経を通って送られる。

また筋肉の状態を把握するために、筋肉から脳へと「今、筋肉はこんな状態だよ」という電気信号が送られている。

だが”運動不足”や”長時間の同じ姿勢”により筋肉を動かす機会が少なくなると、神経伝達が鈍くなる

すると脳から筋肉への電気信号が届きにくくなるため、筋肉を動かしにくくなる。

また筋肉から脳への電気信号も届きにくくなるため、電波の悪いラジオの音声がザーザーいうように、神経障害により筋肉の不快感・ダルさ(こり)を感じるようになる

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(▲運動不足→神経が鈍くなる→肩こり(筋肉の怠さを感じる)

「不活性型の肩こり」は”マッサージ”や”ストレッチ”で筋肉を柔らかくしたり血流を促すだけでは解消されない。

筋肉を能動的に動かす=運動(エクササイズ)で脳から筋肉へと電気信号を繰り返し繰り返し送り、神経伝達をスムーズにすることで、筋肉は活性化し、「不活性型の肩こり」は解消する

「硬直型」と「不活性型」の肩こりの違い

「筋肉の不活性って、なんかイメージしにくいなぁ」という方にもう少し「不活性」について解説する。

筋肉が硬直していれば「肩こり」を感じるが、硬直していなくても「肩こり」を感じる時がある

例えば、あなたが肩こり解消のためにマッサージを受けに行って、自覚では左肩こりが辛いのに、施術者には「右肩の方が硬いですよ」と言われたことはないだろうか?

これはつまり、「右肩の方が硬直している」けど「左肩の方が不活性状態」ということ。

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(▲硬い筋肉=肩こりとは限らない)

基本的には「硬直している筋肉」の方が「不活性状態」になりやすいが、上記のケースのようにその限りではない。

何らかの原因で左肩の方が硬直して、何らかの原因で右肩の方が不活性になることもあるのだ。

また、僕が施術者としてお客さんの肩こりを揉みほぐしていた時。

1時間かけてほぐしても、「う〜ん、まだなんか肩が気になります」と言われていた頑固な肩こりが、10秒程度の簡単なエクササイズをしてもらっただけで、「あれ?肩がスッと軽くなりました!」と言われたことがある。

これはつまり、この人の肩こりが「硬直型」ではなく「不活性型」だったということだ。
だから筋肉を活性化するためのエクササイズをしたことで、簡単に肩こりを解消することができた

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(▲マッサージでほぐれない肩こりでも、エクササイズで簡単にほぐれる)

この後にも解説するが、肩こりの多くは「硬直型」と「不活性型」が混ざっているので、2つを分けて考える必要はないが、「マッサージやストレッチで筋肉を柔らかくするだけでは解消しない肩こりもある」ということは覚えておこう。

③筋肉の弱化とは?

「筋肉の弱化」とは文字通り「筋肉が弱くなっている状態」だ。

筋肉にはゴムのように「縮む」という性質があり、筋肉が縮むことで体を動かしたり、姿勢を保つことができる。

だが筋肉を縮める(筋肉を動かす・姿勢を保つ)機会が少ないと、筋肉は細くなっていき、筋肉を縮める力=筋力が弱くなる

「硬直」や「不活性」と違い、「筋肉の弱化=こり」ではない

ただ筋肉が硬直すると弱化しやすくなるし、弱化した筋肉=不活性状態でもある。

そして筋肉が弱化すると体を動かしにくくなり、姿勢を保てなくなるので、「肩こりになりやすい体」になってしまう。

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(▲筋肉の弱化(不活性)→悪い姿勢→筋肉の硬直→肩こり)

「硬直」・「不活性」・「弱化」のまとめ

ここまでを整理すると以下のようになる。

  1. 「筋肉の硬直」
    ・筋肉が硬くなった状態(硬直型肩こり)
    ・リリース(マッサージ・ストレッチ)で筋肉を柔らかくすれば、肩こりは解消する。

  2. 「筋肉の不活性」
    ・筋肉の神経伝達が鈍くなった状態(不活性型肩こり)
    ・エクササイズ(運動)で筋肉を動かせば、肩こりは解消する。

  3. 「筋肉の弱化」
    ・筋肉が弱くなった状態
    ・筋肉が硬直・不活性化している期間が長いと、筋肉は弱化する。
    ・筋肉が弱化すると、硬直・不活性化しやすくなる(肩がこりやすくなる)
    ・トレーニング=筋肉を鍛えて強化すれば、肩がこりにくくなる。
  • 肩こり
    =筋肉の「硬直」・「不活性」
  • 肩こりになりやすい理由
    =筋肉の「不活性」・「弱化」

肩こりとは筋肉が硬直、または不活性化した状態だ。

仮にマッサージやストレッチで肩こり=肩の筋肉の硬直・不活性を解消できたとしても、肩以外の筋肉が不活性だったり、体の筋肉が弱化していればまたすぐに肩こりになってしまう

「マッサージに行っても肩こりがスッキリしない!」
「肩こりが解消しても、またすぐに肩こりになる!」
という人は、筋肉の「不活性」・「弱化」の存在も知っておこう。

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(▲慢性肩こりは筋肉の硬直だけでなく、不活性と弱化が原因)

ここからはさらに肩こりの直接的な原因でもある、筋肉の「硬直」・「不活性」について解説していく。

肩こり=「硬直」・「不活性」を解消するためには?

あなたの肩こりを数値化して【100】とした場合、その内訳は人それぞれだ。

基本的には【硬直70:不活性30】というイメージ。

そして「リリース(マッサージやストレッチ)」には「筋肉を柔らかくし、少しだけ活性化する効果」がある。

だから、リリースで筋肉をほぐせば、【硬直10:不活性20】=【肩こり30】まで肩こりを解消することができる。

では残りの【肩こり30】はどうすれば解消できるのか?

エクササイズ(運動・自分で筋肉を動かす)」をすれば、リリースではほぐせない筋肉を柔らかくし、筋肉を活性化することができる

つまり【肩こり100】リリース【肩こり30】エクササイズ【肩こり0】というイメージだ。

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(▲マッサージ+ストレッチ+エクササイズで肩こりは解消する)

ただ、いくらその場で肩こりが解消できたとしても、筋肉が弱化していればまたすぐに肩こりになってしまう

なぜ筋肉が弱化すると肩こりになるのか?

筋肉の弱化によって肩こりになる理由は2つ。

  1. 姿勢が悪くなるから
  2. 頭や腕の重みを支えられないから

一つずつ簡単に解説していこう。

①姿勢が悪くなると肩こりになる

「良い姿勢」を保つためには筋肉が必要だ。だが筋肉が弱いと姿勢が悪くなる

「姿勢が悪い」にもいろいろあるが、多いのは「猫背」=背中が丸まっている姿勢だ。

本来、胴体の真上にある”頭”と真横にある”腕”が、猫背になると胴体よりも前に出る。
すると頭と腕の重みが首肩まわりにかかり、肩こりになる

頭は体重の8%片腕は体重の6%あり、体重が50キロの人なら【頭4キロ】・【両腕6キロ】となる。

さらに、【お米10キロ】を腕を前に伸ばした状態で持てば10キロ以上に重く感じるように、
猫背で頭や腕が前に出れば【頭・両腕10キロ】は、10キロ以上の重みとなって首肩背中にのしかかる

これだけの重みがかかれば、肩こりになるのは当然だろう。

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(▲筋肉の弱化→姿勢が悪くなる。姿勢が悪いと肩こりになる)

例えば、下を向いてスマホをいじる時間が長ければ首肩が怠くなるが、これは下を向くと頭が前に出るため、頭の重みが首肩にもろにかかるためだ。

そして、筋肉が弱化して背中が丸まり、常に頭と腕が間に出ている猫背の人は、生きているだけで肩こりになるのだ。

②頭や腕の重みが支えられないから

また、姿勢が悪くなくても首肩背中の筋肉が弱ければ生きているだけで肩こりになる

先ほども言った通り、体重が50キロの人なら【頭・両腕10キロ】の重みを首肩背中で支えないといけない。

姿勢が悪いことで首肩背中にかかる重みは倍増するが、冷静に考えると、仮に倍増しなくても【10キロ】はとても重い

【お米10キロ】を持ちやすいように抱えていても首肩が凝るように、【頭・両腕10キロ】を常にぶら下げていれば、それは肩もこる。

ただ、あなたの首肩背中の筋肉が強ければ、肩は凝りにくくはなる

例えば、「華奢な女性が持つ10キロ」と「マッチョな男性が持つ10キロ」では、その重みの感じ方は全く違うだろう。
(マッチョになれば頭腕の重みは10キロでは済まないかもしれないが、それでも、だ。)

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(▲基本的な筋力があれば、肩こりになりにくい)

ここまでを整理すると以下のとおりだ。

「基本的な筋肉が弱い」
→【頭腕10キロ】の重みを支えるのに首肩に大きな負担がかかり、肩こりになる

「筋肉が弱く、姿勢が悪い」
→【頭腕10キロ】はさらに重みを増し、さらに首肩に大きながかかり、肩こりになる

だから「良い姿勢」を保つための「体幹の筋肉」を鍛え、「頭腕の重み」を支えるための「首肩背中の筋肉」を鍛えれば、「肩こりになりにくい体」を作ることができる

まとめ

  • 肩こりの原因は筋肉の「硬直」・「不活性」・「弱化」の3つ

  • 肩こり解消法は「リリース(緩める)」・「エクササイズ(動かす)」・「トレーニング(鍛える)」の3つ

  • 肩こりを解消するためには、「リリース」で硬直した筋肉を緩め、「エクササイズ」でリリースで緩まなかった硬直を緩め、筋肉を活性化する
    (これでひとまず肩こりは解消する)

  • さらに「トレーニング」で筋肉を強化すれば、姿勢が改善され、肩こりになりにくくなる

「リリース」→「エクササイズ」→「トレーニング」の順でやることが大変になっていく。

「肩こりを完璧に解消したいからリリースからトレーニングまでしっかりとやろう!」
「体を動かすのはめんどくさいから、リリースであるていどの肩こりが解消できればいいや」
という風に、あなたの目的に合わせてどこまでチューニングを行うかを選択しよう

あなたの肩こりが解消しますように。