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【インナーユニットとは?⑧】振り返りと補足とまとめ

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まずはこれまでのインナーユニットシリーズを簡単に振り返ろう。

【インナーユニットとは?①概要】
・インナーユニットは体幹にある4つの筋肉で構成されており、体の安定と連動性のために働く。円柱型のボックスのような形をしている。
・インナーユニットが働かないと体が不安定になり、連動しづらくなり、様々な不調の原因になる。

【インナーユニットとは?②骨盤底筋群】
・骨盤底筋群はインナーユニットの底に位置する。ハンモックのように、内臓を下から支えて、骨盤を内側から引き締める。
・骨盤底筋群が弱ると生理系のトラブルや骨盤の歪みの原因にもなる。
・骨盤底筋群を働かせるには、両坐骨・尾骨・恥骨をキュッと引き寄せる意識でお尻を締める。
【インナーユニットとは?③腹横筋】
・腹横筋はインナーユニットの前から後ろに位置する。コルセットのように体幹を安定させる。
・腹横筋が弱ると体幹が不安定になり、腰痛やポッコリお腹になる。
・腹横筋を使うには骨盤底筋群を締めて、息を吐きながらお腹まわりをスッと軽く凹ませる。

【インナーユニットとは?④多裂筋】
・多裂筋はインナーユニットの後ろ側に位置する。脊柱を保護・安定させる。
・多裂筋が弱ると姿勢が悪くなり、腰が痛くなりやすい。
・多裂筋を働かせるには、息を吸いながら頭を一個高く引き上げる。反り腰にならないように腹横筋も入れる。

【インナーユニットとは?⑤横隔膜⑴】
・横隔膜はインナーユニットの蓋の部分に位置するドーム状の筋肉。呼吸(吸気)の主働筋。
・横隔膜が弱ると呼吸が浅くなる、自律神経が乱れる、内臓の不調などの不調を引きおこす。

【インナーユニットとは?⑥横隔膜⑵】
・横隔膜を働かせるためには、呼吸を深くするため=ストレスを減らす。美しい姿勢をつくる。意識的に深呼吸をする。横隔膜を揉む。

【インナーユニットとは?⑦活性化の方法】
・インナーユニットを連動させて入れるためには、「骨盤底を入れて→多裂筋を入れて→腹横筋を入れて→深呼吸をする」。
・日常生活で継続するためには、完璧にやらないこと。インナーユニットをキューッと圧縮するイメージだけでもインナーは活性化するから。

今回はインナーユニットに関してちょっとした補足と簡単なまとめで〆たいと思う。

インナーユニットと心と体の軸

インナーユニットはインナーチューニングの要だ。
インナーチューニングは心と体に軸・土台を作るために行う。心身に軸・土台ができると、不調が解消して、心に余裕を、体には美しさを手に入れることができるからだ。

心の軸とは?

では「心と体の軸」とは何なのか?
まず心の軸とは「価値観=最も大切にしていること」や「理想像=なりたい自分」だ。
価値観や理想像を明確にすることで、ゴールや目標が明確になるので、どうでもいい人間関係や仕事にエネルギーを使わずに済む。つまり些細なことでストレスを感じずに済むし、自分の思った通り行動できるようになる。余裕が生まれて、表情が豊かになり、雰囲気が柔らかくなる。

体の軸とは?

そして体の軸とは「コア=体幹の筋肉全般」や「インナーユニットを含むインナーマッスル」だ。ぼくはこれらの筋肉をまとめて「インナーコア」と呼んでいる。

不調の多くはストレスや長時間の座り仕事、スマホやパソコンの使いすぎにより、アウターマインド=アウターマッスル優位なることで心身が不安定になるから引き起こされる。
だからインナーコアを活性化し、体を安定させることでアウターマッスル優位からインナーコア優位にシフトすることができれば不調を解消することができる。

また心と体は自律神経によってつながっているので、心が不安定になると体も不安定になるし、体が不調になると心も不調になる。
逆に言うと、インナーコアを活性化させることで、見た目が美しくなり身体的な不調が解消するだけでなく、心の不調=ストレスを解消し、ストレスを感じにくいメンタルを作ることができる。

日常生活で活かすために

インナーユニットを活性化する上で知っておきたい筋肉の特性がある。

まず筋肉は意識を向けることで鍛えやすい。
例えば同じ”スクワット”でも、大腿四頭筋(太ももの前側)に意識を向ければ大腿四頭筋が、ハム(太ももの後ろ側)に意識を向ければハムが、お尻に意識を向ければお尻が、コアに意識を向ければコアが鍛えられる。
だからインナーユニットを活性化したければインナーユニットに意識を向けることが大切だ。

だがこれが意外と難しい。
なぜならインナーユニットは意識がしづらいからだ。
四肢(腕や脚)やアウターマッスル(体の表面の筋肉)なら触れられる上に自由に動かすことができるので、意識はしやすい。
だがインナーユニットは体のインナー=深層にある筋肉なので、直接触れにくい。だから意識もしづらい。

アウターマッスルを鍛えるなら、ただフォームを真似すれば鍛えられるが、インナーユニットを鍛えるにはそうはいかない。
インナーユニットの形や役割を認識した上で、集中して意識する必要がある。

そしてインナーユニットをはじめとするインナーマッスルは赤筋(遅筋)の割合が多い。
赤筋(遅筋)はゆっくりと長時間働くのに向いている筋肉で、例えば長距離走に向いていたり、長時間姿勢を維持するのにも向いている。
反対にアウターマッスルに多い白筋(速筋)は短時間で瞬発的に働くのに向いている筋肉で、例えば短距離走に向いている。

だからインナーユニットは活性化させるには地道に長時間意識する必要があるし、インナーユニットを鍛えるために行うインナーチューニングではゆっくりと体を動かすことのがポイントになっている。

何が言いたいのかというと、「インナーユニットを活性化するには時間がかかるから、あまり難しく考えずに地道にやろう」ということだ。

インナーユニットは本来は無意識でも働いている筋肉だが、便利な生活や不良姿勢、ストレスなど様々な要因で不活性になり、無意識では働かなくなっている。
だが逆に言うと、これまでお伝えしてきたような「インナーユニットを意識する方法」を行い、インナーユニットを活性化させることができれば、そのうち無意識でも働いてくれるようになる。

つまり無意識に姿勢は美しくなり、呼吸は深くなり、自律神経は調い、どんどん不調が解消されていくということだ。

まとめのまとめ

インナーユニットを活性化させるには特別な方法はいらない。
ただただ今回説明したような意識をすれば、歩いている時、仕事をしている時、家事をしている時、どんな時でもインナーユニットを活性化させることができる。
それでもインナーユニットを入れる意識は慣れない人には少しめんどくさいかもしれない。

めんどくさい思ったら思い出そう。インナーユニットを活性化させることのメリットを。
インナーを入れることができれば、自然と姿勢は美しくなり、呼吸は深くなり、心と体が安定して、理想とするなりたい自分に近づくことができる。

これまでのインナーユニットシリーズをご覧になってきたあなたなら、インナーユニットを活性化させることで得られる効果はもう知っているはずだ。

何も難しいことはないし、何も失うものはない。
今からインナーユニットを入れる意識をさぁ、始めようじゃないか。